
サラリーマンとして日々働かれている人の中には
「楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第ですよ」
この様な事を少しは聞いた事があると思います。
仕事が楽しくてしょうがない!と感じながら働いている人ってきっと少ないですよね…
恐らく、多くの人は
「楽しいとか楽しく無いとか考えずに働いている」
もしくは、今回の記事タイトルにもある通り
「楽しくない仕事をするのは辛いから面白くしよう!」
このように前向きに仕事に取り組んでいる人もいるかもしれません。
ここで気になるのが、本当に
「楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第なのか?」
と言う事です。
人それぞれ意見は違うと思いますが、私はこの考え方に疑問を抱いている派です(笑)
今回の記事では、楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第という考え方は間違っているという私なりの意見を述べていきたいと思います!
目次
楽しくない仕事を面白くする努力をする事は一種の防衛本能

以前テレビ番組で見た記憶があるのですが、動物の世界で弱肉強食の争いをしていて、
命を落とすか落とさないかの瀬戸際になると身体の苦痛を緩和する一種の「防衛本能」のような作用が働くと言われています。
これを人間である働くサラリーマンに置き換えてみると
「どうせ楽しくない仕事なんだから、面白いと思いながら仕事をした方が良い」みたいな…
まさに動物の防衛本能と同じ作用が働いて、楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第!という考え方に至ってしまうのかも。
かといってこのような考え方で毎日働くのってきついだろうし、ある意味不幸だと思うんですよね。
どうせなら本当に楽しいと思える仕事をして、尚且つ生活を送っていく上で金銭的にも時間的にも不満が無ければそれが一番だと思います。
私の場合なんかは、塗装職人としてのシゴトはやりがいがあると感じてはいましたが、
低収入だったり人間関係の辛さが強かったので、楽しいと思いながらシゴトをするのはきつい部分もありました。
ですので、やりたい仕事をしながら収入の問題も解決する事ができるインターネットビジネスを始めたという訳ですね(^-^)
関連記事:仕事が楽しくないから転職か我慢して続けるかを悩んだ時の考え方
面白くする努力をしないと勤まらない仕事だという事実

楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第なんですよ~という事を聞いた事があると思いますよね。
「この仕事楽しくない~つまらない~」
こんな風にだらだらと仕事をするのではなくて、その仕事の面白い所を見つける努力をして、
この先も長い期間労働するんだから、どうせなら楽しみを感じながら仕事をする方が良いでしょう?
みたいな自己啓発本やビジネス論がありますよね。
ここで良く考えてみて下さい。これっていうのは
「面白くする努力をしないと勤まらない事実」があるんです。
何も考えずにただ会社で働く事だけを考えていると
「仕事面倒くさいな~」とか
「早く週末にならないかな~」
こんな風に考えてしまう恐れがあるので
そうならないように楽しく面白く出来る努力をしよう!って事なのですが、はっきり言ってその様な意識を持たないと勤まらない仕事であれば、
その会社への就職はかなりの確率で失敗しているのでは?と私は思います。
楽しくない仕事を面白くする為の努力は、経営者側は求めていない

楽しくない仕事を面白くする努力をする事は
嫌々働いている日々と送るよりはまだまし!という考え方もあるので、楽しくない仕事を面白くする事は可能かもしれません。
ですが、経営者側はそんな事は求めていないんですよね。
経営者は指示した作業を的確にこなしてくれる人に給料を支払いたいはずですし、
面白く感じるような職場作りをする努力をされても経営者側からするとメリットが無いんです。
面白い職場に変えようという努力をするときっと自分中心な考えになってしまうので、
例えば一緒に働いている他の人に迷惑を掛けてしまうという危険性もあるということですね。
本当に今の仕事じゃなければいけないのかを良く考える

楽しくないし面白くないと感じている今の仕事先に就職した時は、
就職活動して内定を貰ったから何となく働いているだとか、何かの求人情報誌を見て、応募したら受かったとか。
人それぞれ今の仕事に就いた経緯というものがありますよね。
ここで考えて欲しいのが
「今の仕事を続ける理由は何ですか?」
と言う事です。
今の仕事を続ける理由の多くは、日々生活する為と言う人が大半でしょう。
生活の為に今の仕事を嫌々でも続けているという事だけであれば、仕事が楽しいとか楽しく無いとかはあまり考えずに働けばいい訳ですよね。
ですが、もう一度ここで良く考えてみて下さい。
生活するお金を稼ぐ為だけにこの先10年20年と同じ仕事で働く事と言うのは、自分にとって、望んでいる事なのか、それとも望んでいない事なのかを。
「そんなの望んでないけど生活の為だから仕方ないだろ!」
こんな風に思う人はきっと
再就職するのが難しいし、もしかしたら転職すると給料が下がるかもしれないと言う事を懸念されているのかもしれません。
もっというと「一度就職したら定年まで働くのが当たり前だ」という感覚の人もいるのかな?と思います。
定年まで同じ会社で勤めあげれば色々と称賛されるとは思いますが・・・
それにどんな価値があるんですか?と私個人的には思ってしまうんですよね。
関連記事:給料が安い・少ない理由と改善策とは?(サラリーマンや会社員の方へ)
経営者は社員を幸せにする為に会社を作った訳ではない

会社の経営者側からすると、社員が仕事を楽しめずにダラダラと嫌々仕事をされる事は嫌な訳です。
どうせならやりがいがあって楽しみながら仕事が出来る!と思って貰いたいはずです。
だからこそ「仕事を面白く出来るかは自分次第ですよ」と言う事を言うのです…
要は嫌々仕事をされたり陰口を言われたりするのが嫌なだけであって、社員を幸せにする為に会社を作った訳ではないと言う事を理解するべきです。
経営者は社員に出来るだけ給料を払いたくないし、出来るだけ働いて貰いたい。
それでもって利益を大きく膨らませたいという考えがあります。
この事から、経営者と社員の考え方というのは合致しないんですよね。
考え方が合致しない相手から「楽しくない仕事を面白くするのは自分次第ですよ」なんて事を言われたとしても
結局のところは、「何でも言う事を聞く働きアリになって下さい」と言うのと同じです。
この前提を全て受け入れた上で
「いや、俺はそれでも同じ会社で仕事を続けるんだ!」
この様に思う人はそれでも全然問題無いと思います(^-^)
人それぞれ価値観も違いますし、それがその人の正義であるならば私がとやかくいう事でもありませんから。
関連記事:サラリーマン人生の我慢は投資と考えて、報われない努力はするな!
楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第!この考え方は間違いです「まとめ」

楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第!という考え方は間違ってますよ~という私なりの意見を述べさせて頂きました。
この事に関しては、人それぞれ色々な意見があると思います。
楽しくないし面白くない仕事を嫌々続けている人が聞いたら、「そういう考え方もあるのか~!」と思う人も居れば
「楽しくない仕事で嫌々働くのはしょうがないし、このまま仕事を続ける」
と言う人も居るでしょう。
しかし、楽しくない仕事を面白く出来るかは自分次第という考え方は色んな意味で間違っていると私は思いますので、
もし少しでも私の意見に何か共感出来る部分があったとしたら今までの考え方を改める為の行動を起こしてみても良いかもしれませんよ(^-^)